オルソケラトロジーを知っている人はかなりの情報通です。(笑)普通の人はこの近視矯正方法を知りません。ではオルソケラトロジーとは何か?を見ていきましょう。
■オルソケラトロジーの語源
オルソケラトロジー(Ortho-Keratology)とは、ギリシャ語で「矯正(Ortho)」+「角膜(Kerato)」+「学問(logy)」をくっつけたものです。日本では、「オルソケー」とも呼ばれることがあります。
わたしが眼科にオルソケラトロジーの処方を受けに行った時、お医者さんはオルソって言ってました。オルソケラトロジーって長いですもんね。(^_^)
■オルソケラトロジーの歴史
古くは300年ほど前、中国で砂袋を目の上に置いたら視力がよくなったということが言われています。真意のほどはわかりませんが。。。
1960年代にアメリカで、ハードコンタクトレンズを外すと、視力が一時的に回復するという現象があり、近視や乱視によいことがあるんではないかということが、アメリカコンタクトレンズ協会で発表されました。
その後、近視や乱視を治療する上で必要な技術や方法などが研究され、その治療効果に着目した医師たちが実際に処方を実践し、十分な効果を上げました。
1971年には、NERF(アメリカ国立眼科研究機関)の中にオルソ部門が設立されました。ここにアメリカでのオルソの基礎ができました。
アメリカでは、FDA(アメリカ食品医薬局)がオルソケラトロジーのレンズを認可しています。現在、Paragonvision社とEuclid Systems Corporation社の2社だけがFDAの認可を得ています。(2006年現在)
■オルソケラトロジーって何?
オルソケラトロジーは、簡単に言うと夜間寝ている時に装用するハードコンタクトレンズです。
非常に酸素透過性の高いレンズなので、寝ている間に装着していても酸素不足になることはありません。実際、わたしも装着して寝ていますが、慣れると異物感や違和感はありません。
■オルソケラトロジーの仕組みは?
オルソケラトロジー用のハードコンタクトは、角膜の表面を平らにして屈折率を変えます。角膜の表面が平らになることにより、近視で焦点が網膜に届いていない状態を改善します。
この平らにすることを、「マイグレーションシステム(移動システム)」と言います。つまり、角膜表面を圧迫すると、表面中心部では角膜が薄くなり、表面からやや外れたところは厚みが増します。
近視(屈折性近視)のメカニズムは、角膜から入ってきた光が正しく網膜で焦点を結んで結像しなくなることです。焦点が網膜よりも手前に来てしまうことで、映像がぼやけてしまいます。
ですから角膜の形を変形させることでこの屈折率を操作して、近視を矯正します。
■期間と治療費は?
期間は病院によって異なります。検査に大体1日程度、レンズをアメリカに発注して到着するのに1週間から2週間程度になります。レンズ到着後は、検査をして装着して効果を確かめます。
また目に異常は無いか、レンズは合っているか、などを調べるために定期診断があります。医師の指示に従いましょう。
オルソケラトロジーの近視矯正治療は、健康保険の対象とはなっていないため、自由診療扱いです。ということは、全て自費になります。
オルソケラトロジーの相場は、大体20万円〜30万円程度になっています。病院によっては10万円台の所もありますので、上手に探してくださいね。